マグノリアベーカリーが事業拡大 カップケーキ人気下火にもかかわらず

 【7日付グラブストリート】テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」で一躍有名になり、全米のカップケーキブームに火を付けたニューヨーク生まれのマグノリアベーカリーが、事業拡大を計画しているという。
 同社の最高経営責任者スティーブ・エイブラムさんはこのほど、今後5年間で全米に200店舗のフランチャイズを展開する計画を、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に明かした。全米で好況とされる50のマーケットに、少なくとも3店舗ずつオープンするという。
 同社はエイブラムさんが2006年、共同創業者のジェニファー・アぺルさんとアリーサ・トレイさんから事業を買収して以来、慎重に事業拡大を続けている。一方で、関係者の間では、カップケーキの人気が下火となった今になっての急速な拡大には、違和感を覚えずにはいられないとの懸念が広がっている。
 同社は過去数年間に、ニューヨーク市に6店舗、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス市にそれぞれ1店舗と国内で9店舗を、また韓国、メキシコ、中東など海外に17店舗の合計26店舗を新たにオープンしている。
 同社では、カップケーキの売り上げは全体の3分の1ほどで、1個55ドル(約6000円)のバナナプディングの売り上げが最も大きいという。

Larry

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