40年前、ニューヨークの公園で 写真展を開催

 ニューヨーク市公園局はセントラルパーク内のアーセナルギャラリーで写真展「1978〜ニューヨーク市の公園」を開催、ニューヨークタイムズ所属の写真家が1978年8月から11月にかけて市内各地の公園で撮影した写真約3000点の中から65点を紹介している。
 レジー・ジャクソン率いるニューヨークヤンキースがワールドシリーズで優勝したこの年。市では犯罪が多発し政治も腐敗、市政は管理不能に陥っていた。セントラルパークのシープメドウは砂ぼこりで荒れ果て、公共プールは閉鎖されていた。撮影した写真家8人は、労働争議で休職中だった。公園でバーベキューをしたりダンスに興じたりする老若男女、ごみ捨て場と化したプールサイドで物思いにふける少年(写真)―ありのままの姿を捉えた洞察力にあふれる画面からは、公園が人と人をつなげ、市民にとっていかにかけがえのない存在であるかが伝わってくる。6月14日まで。

写真展の詳細はウェブサイトwww.nycgovparks.org/events/2018/05/11/exhibition-1978-the-nyc-parksnew-york-times-photo-projectを参照  (photo: NYC Parks Photo Archive, 1978)

写真展の詳細はウェブサイトwww.nycgovparks.org/events/2018/05/11/exhibition-1978-the-nyc-parksnew-york-times-photo-projectを参照
(photo: NYC Parks Photo Archive, 1978)