NYPD刑事、副業で銃販売か 内部捜査の対象に

 【14日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市警察(NYPD)の刑事が、副業で銃を販売していた疑いで、NYPD内部捜査課および市捜査局による捜査の対象となっている。
 米アルコール・たばこ・火器および爆発物取締局によると、ブロンクス区地区検事局に配属されているライオネル・ホルマン刑事は、銃器取り扱いの第1種免許を所有しており、破壊力の高い重火器以外の銃器の取り扱いを許可されている。同刑事は自宅があるロックランド郡で免許登録をしており、厳密には、同郡以外で銃器を販売することは禁止されている。
 同局は、銃器の販売者が登録した郡で注文を受け、他の郡の客に配達することは表面上許されるといったグレーゾーンが存在することを認めているが、NYPDの規定では、同刑事が市内で銃器を販売することを禁じている。同刑事の顧客には警官も含まれていた可能性があり、顧客リストも捜査対象となる。
 同刑事が対人殺傷用ライフルのような銃を所持しているとの情報もあるが、同種のライフルをニューヨーク州の厳格な規定に違反しない形態に改造すれば、州内で合法的に販売可能だという。
 同刑事は2000年からNYPDに勤務、警備会社も経営している。

4-2_2