セントラル貿易は16日、マンハッタン区34丁目にあるメーシーズ内の会場で日本食材の展示・試食会を開催した。
米国で商品を販売する日本の食品業者9社が集まり、飲食店関係者や食品小売関係者らに新商品を含む自社商品をPRした。茨城県土浦市の柴沼醤油インターナショナルは、海外では欧州を中心に販売しているグルテンフリーのしょうゆを紹介。代表取締役社長の柴沼秀篤さんは「欧州で主流となっているグルテンフリー商品の勢いを、米国でも広げたい」とシェア拡大の展望を語った。東洋ライスは米国で販売を開始した2014年に比べ、日本人以外の客が増えたという「金芽米」シリーズの「金芽ロウカット玄米」を酢飯にして提供し、玄米の新たな可能性を提案した。三和食品の、充填してから加熱することで新鮮な風味を保つゆず、かぼす、すだちのジュースは焼酎やカクテルに合うとしてアルコール飲料を扱う飲食店関係者の興味を引いた。また、伊藤ハムは鹿児島県産黒毛和牛A4ランクのステーキを振る舞い、注目を集めた。