路上駐車料金引き上げを計画  区分細かく、年内めど

 【17日付CBSニューヨーク】ニューヨーク市運輸局(DOT)は15日、2013年から据え置かれている市内の路上駐車料金を引き上げる計画を明らかにした。パーキングメーターの料金設定の区分を細かくする他、料金の底上げも計画、年内に実現させたいとしている。
 市内のパーキングメーターの数は約8万5000。現在は3つの料金設定の区分を増やすことで、より使用率に合った料金設定ができるようにする。同局のポーリー・トロッテンバーグ局長は「例えば混雑するダウンタウンブルックリンと比較的空いているイーストニューヨークの駐車料金は現在同じだが、将来的にこれらの地域の料金の区分を細かくし、別料金を設定する。これは渋滞緩和にもつながる」と説明している。
 また同局は、マンハッタン区96丁目以南が1時間3ドル50セント、96丁目から110丁目までが1時間1ドル50セントの駐車料金を6ドル50セントまで引き上げる可能性があるとしている。
 住民からは「急に地下鉄を使えというのは無理」など批判の声が上がった。クイーンズ区の事業主は「(客は)路上駐車して来店する。駐車料金が上がれば客足が遠のくのでは」と懸念している。

タグ :