ハヤブサ、21家族が生息中 摩天楼がお気に入り

 ニューヨーク州で「絶滅危惧種」に指定されているペレグリンファルコン(ハヤブサ)。州と市の環境保護局は共同で、個体数の増加と存続を目的に市内の高層ビル、教会、橋の頂上などにハヤブサの巣を設置し保護するプログラムを実施している。1983年の開始時にはわずか1つがいだったが、現在は21家族に増加。ハヤブサは断崖などに巣を作り高い場所から獲物をねらう。餌となるスズメやハトが豊富で、吊り橋に囲まれた摩天楼はもってこいの環境のようだ。

プログラムの初期から存在する巣の1つ、マンハッタン区のウォーター通り55番地(写真左)では過去20年間に100羽以上のヒナが誕生。巣の様子はライブ映像で見ることができる。www.55water.com/falcons/ (photo: giggel=左/Ron Knight=右)

プログラムの初期から存在する巣の1つ、マンハッタン区のウォーター通り55番地(写真左)では過去20年間に100羽以上のヒナが誕生。巣の様子はライブ映像で見ることができる。www.55water.com/falcons/
(photo: giggel=左/Ron Knight=右)