集団薬物中毒で男女49人搬送 ブルックリン区北部、K2か

 【20日付CBSニューヨーク】ブルックリン区ベッドフォード=スタイべサントの路上で19日夜、20人以上の男女が意識障害の状態で徘徊したり、気を失ったりして近くの病院に搬送された。
 NYPDは有害成分を濃縮した合成大麻、K2を過剰摂取した可能性が高いとみている。目撃者によると、K2とみられる物質を吸引した後、呼吸困難に陥る人もいたという。NPYDは20日、近くのビッグ・ボーイ・デリを一時閉鎖し、実況見分を開始した。
 付近では2016年7月にも一晩に33人がK2の中毒症状で病院に搬送されている。米麻薬取締局によると、K2は失神や幻覚、嘔吐を引き起こし、死亡症例も報告されている。

5.22 Update
 21日夜までに49人がK2の過剰摂取とみられる症状で病院に搬送された。関連して、NPYDは大麻や規制薬物の違法所持や販売などの容疑で同日までに13人を逮捕。各メディアが報じた。
 NYPDによると、中毒者が相次いだのは同店を含む同区北部の5カ所。NPYDは同日夜、住民に注意勧告を発令、K2が入っていたとみられるパッケージの写真を公開し、摂取しないよう呼び掛けている。

NYPDが公開したパッケージ写真。NYPDのフェイスブックより

NYPDが公開したパッケージ写真。NYPDのフェイスブックより

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