「春の利き酒会」初対面でも気兼ねなく 秋田酒クラブ

 秋田酒クラブ主催、恒例の「春の利き酒会」が18日、マンハッタン区のニューヨーク日系人会であった。2006年から春秋年2回開催のペースで、今回で25回目。ニューヨークで出回り始めたばかりの「生原酒」や抹茶風味などユニークな日本酒の他、日本全国新酒鑑評会で5年連続金賞を受賞した秋田県、木村酒造の「大吟醸原酒 美酔冠」など全45種類が集まった。
 山田朱美の歌、リチャード・ベネットのピアノ演奏を背景に、秋田名物の漬け物「いぶりがっこ」「ちょろぎ」や「稲庭うどん」などの料理も振る舞われた。参加者やボランティアであふれ返った会場では、初対面の人同士が笑顔で交流する姿が多く見られた。
 ほぼ毎回訪れるというマイク・カニングハムさんは「おいしい日本酒が思う存分飲めるだけでなく、誰とでも気兼ねなく話せるのも魅力」と話した。協賛のサン・ホップ・インターナショナル・コーポレーション社長の山本正俊さんは「楽しんでもらうのが一番の目的。『次回また来たい』と思える会として続けていきたい」と話した。

日本酒を注ぐ山本さん(左)。会場には笑顔があふれた(photo: Yuriko Anzai / 本紙)

日本酒を注ぐ山本さん(左)。会場には笑顔があふれた(photo: Yuriko Anzai / 本紙)