【24日付NBCニューヨーク】全米プロフットボール、NFLの最高責任者、ロジャー・グッデルさんが23日、選手や職員はフィールド上で国歌斉唱時には起立して国旗に敬意を表さなければならない方針を発表した。これを受けNFLに所属するニューヨーク・ジェッツの理事、クリストファー・ジョンソンさんは同日、国歌斉唱時に片膝をつく選手を支持するとの見解を明らかにした。
2016年ごろから、黒人に対する警官の暴行が相次いだことに抗議し、国歌斉唱時に片膝をつくNFL選手が続出。トランプ大統領が「そうした選手は米国にいるべきではない」と発言するなど物議を醸していた。
NFLの新方針に従わなかった場合、チームに罰金を科し、選手も処罰を受ける。ただし、起立したくない選手はロッカールームに残留することを許される。
新方針に対しジョンソンさんは「違和感を覚える」と発言。近々選手らと話し合いの場を持つという。「過去同様、チームとしてどのような決定をしても選手を支持する」とし、チームがNFLから罰金を科せられても選手に負担をかけないとの考えを表明した。
昨シーズン、ジェッツには国歌斉唱時に片膝をついた選手はいなかった。