送電用レールに接触し感電死 女子高生、ブロンクス区の駅で

 【29日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区南部のシンプソン駅で29日午前8時ごろ、17歳の女子高生が送電用のレールに接触し感電死した。
 アダマ・ローラ・ジェネさんはマンハッタン区のマーチン・ルーサー・キング高校の生徒で、事件当時も通学途中だったとみられる。駆け付けた救急隊員により、現場で死亡が確認された。
 目撃者によると、アダマさんは自らホームに飛び降りたように見えたことから、捜査当局は自殺の可能性も含めて事故原因を捜査中。しかし、成績優秀で幼いころから弁護士を目指していたアダマさんは、この秋から同区のジョン・ジェイ・カレッジ・オブ・クリミナル・ジャスティスへの進学が決まっていたといい、家族は自殺の可能性を否定している。
 8人きょうだいのアダマさんは、西アフリカのガンビアからの移民家庭に産まれた。母親のスタイさん(56)は「優しく勤勉な娘は私の全てだった」と早すぎる死に涙した。きょうだいは「幼いころから弱者を助けるために弁護士になることを夢見ていた」「高校卒業とプロムを楽しみにしていた」と話した。
 家族はクラウドファンディングサイト、ゴーファウンドミーで葬儀の資金1万5000ドルを集めている。

アダマさんの葬儀資金を募るゴーファウンドミーのウェブサイト

アダマさんの葬儀資金を募るゴーファウンドミーのウェブサイト