マロニー下院議員が出馬表明  NY州司法長官選、下院選と並行へ

 【6日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク州の連邦議員で初めて同性愛者であることを公表したショーン・パトリック・マロニー下院議員(51、民主)が6日、次期州司法長官選挙への出馬を表明した。
 連邦下院議員を3期務める同議員は、再選をかけた下院議員選挙への出馬も並行するといい、両方の席を同時にねらうことができるのか、また、同議員が次の下院議員選挙のために集めた選挙資金315万ドル(約3億4700万円)を州選挙のために使えるかどうかの問題が浮上している。両選挙は日程が異なることを理由に、同議員および弁護士は2つの役職への同時出馬は可能としているが、裁判所での審議に付される可能性もある。
 州司法長官選には、先月行われた州民主党大会で圧倒的な支持を得たニューヨーク市のレティーシャ・ジェームズ市政監督官や知事選出馬の経験を持つ法律学教授ゼファー・ティーチアウトさん、ヒラリー・クリントン元国務長官およびアンドリュー・クオモ知事の元相談役で現在は電気通信大手ベライゾンの政府問題担当官を務めるリーシア・イブさんらが出馬を表明している。
 エリック・シュナイダーマン前司法長官は先月7日、女性暴行疑惑報道を受け辞任している。

ショーン・パトリック・マロニー下院議員。本人のツイッター(@RepSeanMaloney)より

ショーン・パトリック・マロニー下院議員。本人のツイッター(@RepSeanMaloney)より