ベラザノ橋の誤表記を修正へ  NY州上院、満場一致で可決

【7日付AP通信】ニューヨーク州上院は6日、スタテン島とブルックリン区を結ぶベラザノ・ナロウズ橋の名前が記された表示板の誤表記を修正する法案を満場一致で可決した。
同橋は全長4260フィート(約1300メートル)で米国最長。1964年に開通し、表示板には当初から「Verrazano」と表記されている。名前は1524年にニューヨーク港を発見した探検家、ジョバニ・ダ・ベラザノに由来するが、探検家の名前は「Verrazzano」。同橋表示板の表記からは「z」が1つ抜けている。制作時の入力ミスとみられる。
法案を提出したマーチン・ゴールデン州上院議員(共和)は、「誤表記は長年の懸案だった。やっと解決に向かう」と喜んだ。法案は下院に送られ、可決されればアンドリュー・クオモ州知事が署名して成立する。成立後、橋を管理するニューヨーク州都市交通局(MTA)が表示板を変更する流れ。
費用は明らかにされていないが、10年前、マンハッタン区とランドールズ島、クイーンズ区を結ぶトライボロウ橋の名前をロバート・F・ケネディ橋に変更した際には約400万ドル(約4億3800万円)が費やされた。