【13日付メトロニューヨーク】ＬＧＢＴＱなどの性的少数者の文化と性の多様性を祝い、権利向上を訴えるニューヨーク市プライドマーチに、全米プロ・フットボール・リーグ（ＮＦＬ）およびメージャー・リーグ・ベースボール（ＭＬＢ）が初めて参加登録したことが分かった。スポーツ界のＬＧＢＴＱ問題を扱うメディア、アウトスポーツが13日、報じた。今年はプロスポーツ界からの代表が最も多く参加するプライドマーチになりそうだ。
ＮＦＬは昨年同性愛者であることを公表、ニューイングランド・ペイトリオッツなどでオフェンシブタックルとして活躍した元選手のライアン・オカラガンさんを中心としたフロート（先導車）を企画。同性愛者であることを公表した初めてのコーチ、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズのケイティー・ソワーズさんも参加するという。
マーチ全体の先導役には、レズビアンを公言、世界ランキング１位になったこともある元プロテニス選手、ビリー・ジーン・キングさんが立つ。16年に同マーチに初参加した全米プロ・バスケットボール・リーグ（ＮＢＡ）および全米女子プロ・バスケットボール・リーグ（ＷＮＢＡ）も登録済み。全米プロ・ホッケー・リーグ（ＮＨＬ）、全米メージャー・リーグ・サッカー（ＭＬＳ）や全米女子プロ・ホッケー・リーグ（ＮＷＨＬ）も参加予定だ。
24日に開催予定の同マーチは1970年に始まり、今年で48回目。
昨年のマーチの様子（photo: Asami Kato / 本紙）
