【21日付amニューヨーク】ブルックリン区地区検事局は21日、殺人に関与したとして、同区イーストフラットブッシュを拠点に活動するストリートギャング組織、マーテンス・ビバリー・ボスズの構成員18人を第2級殺人や第2級殺人未遂、共謀など41件の罪で起訴した。
同区在住の16歳から21歳の18人は、8件の発砲事件および昨年9月にドノバン・フレイジャーさん=当時(20)=が、また、今年4月にジェローム・スペンスさん=当時(26)=が流れ弾を受け死亡した、白昼に起きたショッピングセンターの発砲事件に関与したとみられる。
同局によると、18人は「ゲーム感覚」で発砲数をスコアボードに記し、殺傷できなかった銃弾を「エアボール」、刑務所に収監されている構成員を「ベンチウォーマー」と呼んでいたという。
エリック・ゴンザレス同地区検事長は、「彼らはライバル組織相手の発砲事件をまるでバスケットボールのスコアをつけるように扱っているが、死者が出ておりゲームなどではない。裁きを受けさせる」と述べた。最も罪が重い共謀罪で有罪が確定した場合、最高25年の実刑判決を受ける可能性がある。
同組織は西海岸を拠点とする大規模ストリートギャング組織、ブラッズの関連組織。