【27日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】26日の民主党予備選挙を前に、ニューヨーク市内の高校生約1万人が新たに有権者登録をしたという。
市の発表によると、先月21日、市内294の公立学校で登録会を実施。以前は、有権者登録済みの18歳は市内で1万4910人だった。ビル・デブラシオ市長は、「今、高校で学ぶ彼らがいずれはこの国の未来を担うことになる。彼らの声が国を変える力になることを若いうちから知ってもらいたい。高校生1人ひとりの票が、民主主義をより確かなものにする」と声明文で述べた。
今年、有権者登録をしたというブロンクス区の高校生、チャンテル・ペレスさん(18)は、政治の授業を受けたことをきっかけに有権者登録を決めたという。「今まで政治の歴史やあり方については学んできたが、私たちの生活に関わる政治に今、何が起きているかは学んだことがなかった」とペレスさん。「学校での登録会は、高校生が政治に興味を持つ良い機会」と、11月6日の中間選挙を楽しみにしている。
市が昨年までに実施していた高校生の有権者登録会は、約60校と限定されていた。将来的には投票資格のある高校生約11万人全員の登録を目指している。