【25日付amニューヨーク】ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は25日、クイーンズ区のメッツ=ウィレッツ・ポイント駅とラガーディア国際空港(LGA)を結ぶ約2マイル(約3.2キロメートル)に及ぶエアトレインの建設計画を認可した。経路や移動時間、建設費用などの調査を今夏に開始。2020年に着工し、22年の完成を目指す。
現状では、LGAから市街まではバスやタクシーで移動しなければならないため、渋滞に巻き込まれると目的地までの到着時間が読めない。しかし、LGAを管理、運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)によると、エアトレインを利用すればLGAとマンハッタン区のペンステーション間を約30分で移動できるようになる。メッツ=ウィレッツ・ポイント駅から地下鉄7番線またはロングアイランド鉄道に乗り換える必要があるが、乗り換えがスムーズに行えるように設計するという。PAは同計画に15億ドル(約1660億円)の予算を計上している。
同知事は「空港から市街まで電車で移動できて当たり前。重要な計画だ」とエアトレインの必要性を強調した。一方で、建設が予定されている経路沿線の住民からは反対の声が上がっている。