ニューヨーカー肥満率5%上昇 アジア人増加顕著

 ニューヨーク市民の肥満率が2004年から14年の10年間で27%から32%に上昇していたことが、NYUと市保健精神衛生局が共同で実施、10日発表した調査結果から明らかになった。女性の肥満率が継続して高く、男性の間でも上昇した。黒人が最も高く37%。アジア人は20%から29%へと著しく上がった。また、高卒以下で健康保険を持たない移民の間で肥満率が高く、貧困と教育格差が肥満原因の1つであると分析している。調査対象は成人1500人。

同調査では睡眠不足やうつ病を抱えるニューヨーカーが増えていることも分かった=10日午後撮影 (photo: Yuriko Anzai / 本紙)

同調査では睡眠不足やうつ病を抱えるニューヨーカーが増えていることも分かった=10日午後撮影 (photo: Yuriko Anzai / 本紙)