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【9日付ニューヨークポスト】電動の酸素供給器に頼って生活していたニュージャージー州ニューアーク市のリンダ・ダニエルズさん(68)が5日、同州の電力会社、PSE&Gに電気料金の滞納を理由に電力供給を止められ、約6時間後にうっ血性心不全で死亡していたことが分かった。
娘のデジリー・ワシントンさん(50)によると供給停止の2日前、滞納分の一部を家族が弁済しており、ダニエルズさんの病状についても同社に「2年ほど前に」通知していた。今年4月にはダニエルズさんが通う病院からも、同社に状況の説明があったという。ワシントンさんは「電気を止め、酸素供給を止めたのは極度の虐待」と同社を非難した。
同社の発表によると、ダニエルズさんは数カ月にわたり電気料金を滞納していた。同社は今年1月から少なくとも15回、電力供給停止を警告しており、停止執行前には2回、自宅を訪問していたという。「2016年までさかのぼって調べているが、健康状態に問題があったという記録はない。状況を把握していれば電力の供給を止めることはなかった」と釈明している。
ワシントンさんは発表を受け、「うそばかりついている」として提訴する構えだ。同市警察も事件性の有無について捜査している。
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