19日午前6時40分ごろ、マンハッタン区5番街の20丁目と21丁目の間の路上で、地下の蒸気管が突然爆発し、白い煙が立ち上った。amニューヨークはニューヨーク市消防局(FDNY)のダニエル・ニグロ局長の話として、8人が軽傷を負ったと伝えた。蒸気管は1932年に設置されたもの。
同日夕のニューヨーク市の発表によると、電力会社コンエジソンと市環境保護局による同日午後の調査で、爆発で飛散した蒸気や粉じんから、中皮腫や肺がんにつながるアスベスト(石綿)が検出された。市はブロードウェーから6番街の19丁目から22丁目の一定区域を「汚染区域(ホットゾーン)」と指定、区域内の44の建物がアスベストに汚染されたと断定した。同日、避難指示が出された建物は49軒。住宅は249戸あり、約500人が移動を余儀なくされた。
コンエジソンは同日午後、ツイッターで「粉じんを被った可能性のある人は、服を脱いで袋に詰めて密閉し、早急にシャワーを浴びるように」と呼び掛けた。
ブロードウェーの19丁目と22丁目には同日、除染テントが設置され、袋詰めの服を持った人が検査に訪れた。