電動スクーターのシェアサービス ブルックリンで開始、NY市初

 【30日付カーブドニューヨーク】ニューヨーク市を拠点とするベンチャー企業、レベルトランジットは30日、ブルックリン区で電動スクーターのシェアサービスを始めた。市内では初の試み。
 同社は同区ウイリアムズバーグ、グリーンポイント、ブッシュウィックの3地域に68台の電動スクーターを設置。利用者は、同社のアプリを使って電動スクーターを借り、同区とクイーンズ区内に限り走ることができる。最初の20分は4ドルで、その後は走行中が1分ごとに25セント、駐車中は1分ごとに5セントが加算。使用後は同3地域の決められた場所に返却する。スクーターの運転免許が必要で、事前の信用調査もある。
 同社では利用者にヘルメットを提供する他、電動スクーターの乗り方や、歩道や自転車専用レーンを避けるなどの交通規則を教える講習会も実施。時速30マイルの速度制限遵守も求める。
 市内では駐輪場を持たない「ドックレス」シェアバイクなど交通手段を多様化させる試みが増えているが、アクセル付き電動自転車は違法とされるなど規制面は複雑だ。市運輸局は声明文で「(電動スクーターシェア)事業の展開を注意深く見守る」としている。
 同様のサービスは既にペンシルベニア州ピッツバーグ市などでも実施されている。

レベルトランジットの公式ホームページより

レベルトランジットの公式ホームページより