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【3日付ニューヨークポスト】ナスダック元会長で、ニューヨーク州を拠点とした証券会社で650億ドル(約7兆2400億円)に上る「世界最大のポンジスキーム(金融詐欺事件)」を起こしたとして詐欺罪で有罪判決を受け、現在服役中のバーナード・マドフ受刑者の所有物の競売を3日と4日、連邦保安官が開催。出品物の中には高級品など300点が含まれるという。
当局によると、テキサス州ラウンドロック市で開かれた競売に出品されたのは宝石、腕時計、金貨や銀貨、稀有本、スタインウェーのピアノなど。同受刑者の名前が登記された株式証券もあるが、これは収集品としての価値しか認められないという。
マドフ受刑者は2009年に懲役150年の禁固刑を受けて以来、所有物はこれまでにも何度か競売にかけられてきた。10年にはダイヤモンドの婚約指輪が55万ドル(約6130万円)で競り落とされるなど、200万ドル(2億2278万円)以上の資金を集めている。
11年には、同受刑囚のボクサーパンツ14枚が200ドルで売れた。16年には純金製のマネークリップ、パテック・フィリップの腕時計などが出品されている。
連邦保安官は受刑者の没収品を年に数回、競売にかける。集まった資金は被害者への返済に回す他、保安活動の強化にも充てられる。

バーナード・マドフ受刑者
(photo: U.S. Department of Justice)
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