【13日付ゴッサミスト】ベッドバッグのまん延で過去に世間を騒がせたマンハッタン区タイムズスクエアの映画館に、今度はネズミが出没しているという。
ゴッサミストの記者、ジェン・チェンさんは12日夜、夫と2人でスパイク・リー監督の「ブラッククランスマン(BlacKkKlansman)」を見にタイムズスクエアのAMCエンパイア25を訪れた。シアター6の足元がゆったりしたE列に座ると、椅子の下にはネズミがはい回っていた。ちょうどその時、本編上映前のCMが映し出され、「AMCでの体験をSNSに投稿しよう」とのテロップが。チェンさんは早速、スマートフォンからネズミの苦情を投稿した。
チェンさんと夫は帰ろうかと考えたが、どうしても映画を見たかったので足を手すりの上に乗せてネズミに触れないように「防御」、最後まで鑑賞した。幸いにも、その後ネズミは現れなかったという。
同映画館のネズミについては、「イェルプ(Yelp)」や「ツイッター」に数々の目撃情報や苦情が投稿されている。2014年のニューヨーク・デイリー・ニュースには、同区キップスベイの同系列映画館の従業員2人が「ネズミを目にするのは日常茶飯事。僕らはここで働いているけれど、ここで映画は見ない」と話す記事が掲載されていた。