【15日付ニューヨークポスト】ニュージャージー州ポイント・プレザント・ビーチのボードウォークにあるジェンキンソンズ水族館の土産物店で10日、白人従業員がアフリカ系の子どもたちの入店を拒否した。
土産物店に立ち寄ったのは同州パターソンから夏のキャンプに参加した少女７人。キャンプリーダーのアティヤ・バレットさんによると、少女たちは従業員の１人に「大人の同伴なしでは、お断り」と言われて、店から追い出されたという。少女たちがバレットさんを連れて同店に戻ると、その従業員は「あなたたちはお断りって言ったじゃない。出て行って」と強い口調で繰り返した。バレットさんは一部始終を捉えた動画をＳＮＳに投稿、「人種差別を受けた」と訴えた。動画は10日時点で321万回再生され、大きな波紋を呼んだ。
同水族館は、この従業員を後に解雇。広報担当のトビー・ウルフさんは声明文で「このような事が二度と起こらないよう、全ての従業員に多様性に関するトレーニングを近々実施する」と約束した。バレットさんは、「人種差別は決して許されるべきではない。特に子どもたちに対しては」と別の投稿で語り、解雇を歓迎。しかし、「思いは複雑」として、この従業員に対しても、「行く末を祈る」としている。
少女らを追い払った従業員。アティヤ・バレットさんのフェイスブックより
