プロ野球千葉ロッテマリーンズの元監督で、平成30(2018)年春の叙勲において旭日小綬章を受章したボビー・バレンタインさんへの叙勲伝達式が14日、在ニューヨーク日本国総領事館で行われ、来賓80人が出席した。
バレンタインさんは「ボビーマジック」と呼ばれる大胆な采配で2005年、ロッテを31年ぶりの日本シリーズ制覇に導いた。阪神淡路大震災、新潟中越地震の際にはチャリティー試合で義援金を募った他、東日本大震災の際には被災した岩手県大船渡市を訪問し、野球の交流試合を実施するなど、野球を通して震災復興や日米交流に寄与した。
登壇したバレンタインさんは「本当にありがとう」と日本語であいさつ。記者団を前に「私の人生で最大の名誉。身が引き締まる思いで、目に涙が浮かんでくる」と笑顔を見せた。「(日米交流において)構築すべき架け橋はたくさんあり、特にスポーツ界、球界においては改善できる問題もある。これからもその一助になりたいと願うばかりだ」と語った。