ニューヨーク市矯正局(DOC)は15日、2027年までに閉鎖されるライカーズ島刑務所に代わる収容施設をスタテン島を除く市内4区にそれぞれ1カ所ずつ建設する計画を明らかにした。市の刑事司法の「新時代」をけん引する存在として、近代的で周辺の地域社会の一部となる施設を想定するとしている。
同刑務所に現在収容されている受刑者8000人を5000人まで減らす取り組みの一環。それぞれの施設にベッド1500床を設置し、4施設全体で6000床を用意する予定だ。新施設は刑務所への指定された入り口を持つ複合ビルに建設予定で、ビル敷地内には小売店の他、青少年センターなどの公共施設も設ける計画。ブロンクス区の施設には敷地内に住宅も建設するという。
ビル・デブラシオ市長は声明文で「地域社会に根ざした、より小規模で安全かつ公正な刑務所体制の構築に向けて大きな1歩を踏み出した」と述べた。
(photo: NYC Mayor’s Office)