ブルックリン区グリーンポイントのギャラリー「AWA」では29日まで、写真家の𠮷竹めぐみさんがシリアで撮りためた作品の写真展「アラブストーリー」を開催している。最終日の29日には午後6時からクロージングレセプションを行う予定。
1995年からシリア内戦が勃発した2011年3月まで、17年間にわたり撮り続けた写真から厳選した32作品を展示。雄大な砂漠に沈む夕日や、遊牧民族、ベドウィンの生活の営みを生き生きと写し出している。
今月2日にオープニングレセプションが行われ、テレビ電話で出席した𠮷竹さんは「シリアは『危険な国』という偏見や誤解が多いが、写真から平和に満ちた暮らしを知ってほしい」とのメッセージを送った。現在も続く内戦に触れ、「争いが一刻も早く終結し、ともに笑い合える日が来ることを待ち望んでならない」と話した。
𠮷竹さんは東京写真専門学校報道科を卒業後、講談社編集部を経てフリーランスに転身。87年からアラブ世界での撮影を始め、現在は雑誌を中心に活動の幅を広げている。
photo: 本紙
Gallery AWA
61 Greenpoint Ave., #306, Brooklyn
☎917-460-6920
www.galleryawa.com/an-arab-story
※レセプション以外は要予約