書類紛失で釈放 連続女性暴行の男

 【22日付ニューヨークタイムズ】クイーンズ区の看護師、サマンサ・スチュワートさんをレイプし絞殺したとして7月末に起訴されたコネティカット州のダニュエル・ドレイトン被告(27)が、ニューヨーク州ナッソー郡で逮捕後、同州外で犯した罪に関する裁判書類が紛失したことで保釈されていたことが分かった。
 同被告は2011年、コネティカット州で交際相手の女性の首を絞めたとして3年服役、14年に保護観察処分で釈放されたが翌年にも女性を監禁したとして禁錮3年となり、17年4月に釈放。今年2月、同州で脅迫容疑で逮捕、翌月に禁錮90日、1年間の保護観察処分となった。釈放後の同年7月、ナッソー郡で元交際相手の女性の首を絞めたとして逮捕。前歴を示す書類は同郡警察に渡ったが保釈審査会実施前に紛失し、審査会では前歴を検討せずに保釈を認可。そのわずか2週間後にスチュワートさんに出会っていたという。

ドレイトン被告  (写真提供: NYPD)

ドレイトン被告
(写真提供: NYPD)