ジョン・レノン射殺犯、仮釈放却下 10回目、向こう2年服役続く

 【23日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】元ビートルズのジョン・レノンさんを射殺した罪で服役しているマーク・チャップマン受刑者(63)が、10回目の仮釈放の申請を却下されていたことが分かった。少なくとも向こう2年間は服役を続けることになる。同受刑者は懲役20年以上の不定期刑で服役。2000年以降、2年ごとに仮釈放を申請してきたが、全て却下されている。
 関係者によると、同受刑者の仮釈放と公共の福祉や社会の安全は両立できないとし、犯罪の深刻さを考慮すると、仮釈放は法の尊厳を失うことになると判断した。レノンさんの妻のオノ・ヨーコさんの弁護士は、オノさんが仮釈放委員会に申請を拒否するよう求める書簡を送っていたことを明らかにした。レノンさんは1980年12月8日、マンハッタン区の自宅前で殺害された。