【23日付ニューヨークポスト】コネティカット州の大学アメフト部の選手だった2人の男子学生にレイプされたと、うその証言をしたとして、虚偽告訴罪などの罪に問われていたロングアイランドのニッキ・ヨビーノ被告(19)に対し、同州ブリッジポートの州高位裁判所は23日、禁錮1年の判決を言い渡した。2人は退部処分となった他、奨学金も失い、退学を余儀なくされていた。
被害に遭った2人のうち1人がこの日証言台に立ち、「人生を狂わされた」と無念さを口にした。もう1人の男子学生の弁護士は「夢を砕かれ、残ったのは3万ドルの負債だけだ」との声明を代読した。
判決によると、ヨビーノ被告は2016年10月、同州のセイクレッドハート大学のアメフト部のパーティーで、選手だった2人の男子学生に地下のトイレに連れ込まれ順番に性行為を強制されたと、翌日訪れた病院で虚偽の申し立てをした。地元警察によると、2人は同被告と性行為を持ったことを認めたが、合意の上だったと主張。現場に居合わせた他の学生も、同被告が2人を地下に誘うところを目撃していたという。
同被告の証言に一貫性がないと疑った警察が問い詰めたところ、同被告は後日、意中の別の男子学生の同情を得るためにうその証言をしたことを認めたという。