12歳で母親殺害を目撃 切断遺体の女性

 【30日付ニューヨークタイムズ】ブロンクス区南部の公園2カ所で、袋に入った切断遺体が相次いで見つかった事件で、ニューヨーク市警察(NYPD)は29日、見つかった遺体は同区メルローズハウスのリサ・マリー・ベラスケスさん(25)と断定し、発表した。NYPDは30日、ベラクエスさんを殺害し死体を遺棄したとして、友人のシアラ・マルティネス(30)と、その交際相手のダクアン・ホイーラー(31)の2容疑者を逮捕した。
 親戚などの話によると、ベラスケスさんは同区サウスブロンクスの公共住宅で祖母によって育てられた。2006年、12歳のころには妊娠9カ月の母親が交際相手にナイフで刺された後、絞殺されるのを目撃していたという。
 NYPDによるとベラスケスさんの死因は「鈍器で数回殴られたことによる」頭蓋骨骨折。24日、同区クロトナパークで2つの袋に入った頭部と胴体の一部が、28日には 同区ハンツポイントのティファニー通りピアで遺体の一部が入った3つの袋が見つかっていた。関係者によると腕や脚が入っていたという。ベラスケスさんは21日「危険な目にあっている友達を助けに行く」と言ってアパートから出たきり、行方不明となっていた。

ベラスケスさん。 ツイッター (@NYPDDetectives)より

ベラスケスさん。
ツイッター
(@NYPDDetectives)より