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ニューヨーク市経済開発公社(EDC)は30日、ブルックリン区とクイーンズ区を南北に走る路面電車「BQX」建設計画の詳細を明らかにした。2016年にビル・デブラシオ市長が発表した当初の構想から規模を縮小し、路線は全長11マイル(約17.7キロメートル)。ブルックリン区レッドフックからダンボ、グリーンポイントを通り、イースト川沿いにクイーンズ区ロングアイランドシティ、アストリアまでを結ぶ。24年に着工し、サービス開始は29年以降になる見通し。予算は当初の25億ドル(約2774億円)から27億ドル(約2996億円)に膨らんだ。連邦政府から少なくとも10億ドル(約1110億円)の補助金が必要としている。予想利用者数は1日約5万人で、現在同地域を運行するバスよりわずかに多くなる見込み。EDCによると現行の公共交通機関で移動する通勤客はBQX利用で約2分から10分間、移動時間を短縮できるようになるという。

ブルックリン区ウィリアムズバーグのベリー通り北9丁目を走る路面電車「BQX」のイメージ図。デブラシオ市長は
「ブルックリン、クイーンズの(イースト川)沿岸は驚異的な成長を見せている。交通システムも追いつく時が来た」
との声明を発表した (photo: New York City Economic Development Corporation)
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