【11日付amニューヨーク】大西洋沖で発生した大型ハリケーン「フローレンス」が勢力を強めながら北西方向に進み、米東部に接近している。米国立気象局によるとフローレンスは5段階で2番目に強い「カテゴリー4」に分類され、最大風速時速130マイル(秒速58メートル)で進んでおり、14日にもノースカロライナ州南西部に上陸する見込み。沿岸住民150万人が避難を始めている。
ニューヨーク市では大きな被害はないとみられるものの、週末にかけて曇りや雨が続く。気温は13日にかけて上がるものの、最高気温は華氏80度(摂氏26.6度)に届かない見込み。
フローレンスは11日午前5時時点でノースカロライナ州の950マイル(約1529キロメートル)南東に位置。米国立ハリケーンセンターは「非常に危険な大型ハリケーン」として注意を呼び掛けている。最大降水量は30インチ(約76センチメートル)に上ると予想され、大規模な洪水の恐れもある。予想される波の高さは12フィート(約3.7メートル)。ノースカロライナなど3州は非常事態宣言を発令している。