【11日付ワシントンポスト】ニューヨーク州知事予備選に民主党から立候補している女優のシンシア・ニクソン氏のベーグルの食べ方が論議を呼んでいる。
9日、マンハッタン区アッパーウエストサイドにある老舗デリ、ゼイバーズに立ち寄りシナモンレーズン味のベーグルに、サーモンロックス(塩漬けの鮭の切り身)とクリームチーズ、玉ネギ、ケイパーズ、トマトを注文。その様子をニュースサイトのゴッサミストが動画で紹介したところ、「鼻につく」「ベーグルの神を冒涜している」などの声が噴出した。政界のスキャンダルを意味する「ゲート」とベーグルを組み合わせ、ツイッターで「#Bagelgate」と騒動になっている。
これに対し、ニクソン氏は「おいしいのよ。食わず嫌いしないで」と反論。選挙参謀のレベッカ・カッツ氏も「ニクソン候補は、意見が主流であろうが反主流であろうが、置き去りにされたニューヨーカーの声に耳を傾けてきた」と擁護した。
しかし批判はメディア各紙が入り乱れて過熱。ニューヨークポストは「ゾッとする」となじる一方で、ニュージャージー・ドット・コムは「地盤の事情を知ることが(候補者にとって)重要。ニューヨークにとってそれはベーグルのことなのだ」と書いている。