「トランプ、ムーンベス、カバノーに物申す」  エミー賞で政治的発言、NYの俳優たち

【18日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】カリフォルニア州ロサンゼルス市で17日行われたエミー賞授賞式のレッドカーペットで、ニューヨーク市を拠点に活躍する俳優たちが政治的な発言をし、注目を集めた。
カルト教団を描いたテレビシリーズ「ウェイコ」で助演男優賞候補になったジョン・レグイザモさんは俳優のトム・アーノルドさんへの支援を表明。アーノルドさんはトランプ氏の人種差別的な発言を録音したテープを保持しているという番組プロデューサーにテープ公開を迫っている。レグイザモさんはまた、複数の女性からセクハラで訴えられ、今月10日に辞任したCBSテレビ元会長のレス・ムーンベス氏に対し、自身がホストを務める同テレビの深夜番組で説明責任を求めていたスティーブン・コルベアさんについて「(契約主に)楯突いた」として勇気をたたえた。
女優のジョアンナ・アドラーさんは、米連邦最高裁判所の判事候補、ブレット・カバノー氏に性的暴行を受けたと名乗り出たクリスティーン・ブレイジー・フォードさんを支持すると表明した。カバノー氏への公開質問状に署名した女優のジュリア・ルイス=ドレイファスさんについても言及した。FOXで放送されたドラマ「カルト」で助演女優賞候補になったアディナ・ポーターさんも、「私たちがフォードさんを支持しなければ性的暴行は終わらない」と語った。