【18日付amニューヨーク】交通啓蒙団体のライダーズアライアンスと、ニューヨーク市に関連するコレクターズアイテムを展示するシティレリクアリー博物館は今月27日、今年の「ミス地下鉄」コンテストをブルックリン区パークスロープのリトルフィールドで開催する。
「ミスコンテスト」をうたってはいるが、性別に関係なく参加でき、競うのは地下鉄をテーマにしたパフォーマンス。創造性と地下鉄に対する情熱が審査対象だ。常態化する遅延や不規則な運行などの問題への対処法について、審査員からの質問に答える機会もある。コリー・ジョンソン市議会議長がゲスト審査員として参加する予定。
「いまや地下鉄は混沌とした状態。日頃のイライラを『アングラ』なパフォーマンスで吹き飛ばしてもらいたい」と話すのは、ライダーズアライアンスのアレックス・ロウさん。「(非難を浴びてばかりの)地下鉄にエールを送ることにもなる」と趣旨を明かした。
同コンテストは、1941年から76年に開催されていた美人コンテストだったが、ライダーズアライアンスが趣向を変えて昨年復活させた。優勝者は地下鉄の問題改善活動に参加することが条件。昨年のミス地下鉄、リサ・レビーさんはニューヨーク州都市交通局(MTA)の公聴会に冠姿でたびたび参加し、地下鉄の現状を動画サイトで報告した。