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【20日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区で昨年、ホームレスの黒人男性、ティモシー・コフマンさん=当時(66)=を剣で刺殺したとして殺人やヘイトクライム(憎悪犯罪)などの罪に問われている白人の陸軍軍人、メリーランド州ボルチモア市のジェームズ・ハリス・ジャクソン被告(30)が、事件後「(刺殺は)タイムズスクエアでより大規模なテロを行うための予行練習だった」と供述していたことが分かった。
同被告の予備審問が20日、同区高位裁判所で行われ、ニューヨーク市警察(NYPD)による取り調べの様子を収録したビデオの一部が公開され、明らかになった。
ジャクソン被告は昨年3月、同区ミッドタウンで「古代ローマ兵士が使う剣」を腰に着けた鞘から抜き、ごみを集めていたコフマンさんを繰り返し刺して死亡させたとされる。
公開されたビデオは事件翌日に自首したジャクソン被告の、直後の取り調べの様子を収録したもの。同被告は平然とした態度で、異人種間の交際を「克服できない問題」とし、憎悪感情から「最終目的は黒人男性数人を殺害すること」と発言。特に白人女性と一緒にいる黒人の若い男性を標的としていたと明かしていた。ニューヨーク滞在中は、「もっと大きなことをやらかそう」と、タイムズスクエアのホテルに滞在し、殺害目的で10人から15人を尾行したこともあったと供述していた。
有罪が確定すれば、保釈なしの終身刑を受ける可能性がある。
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