ニューヨーク州都市交通局(MTA)は24日、地下鉄L線が閉鎖される来年4月から、6番線と7番線を平日朝、夕の混雑時に増便すると発表した。代替路線の便数を増やすことで混雑を緩和する狙い。
発表によると、マンハッタン区ハドソンヤードとクイーンズ区フラッシングを結ぶ7番線は、平日の午前8時から11時の間に往復5便を、午後5時30分から午前0時の間に往復9便を追加する。7番線はハドソンヤードの再開発により既に利用者数が増加。加えて、クイーンズ区のコートスクエア駅でE、G、M線に乗り継いでおり、L線の利用者が流れることが予想される。7番線は現在、新しい信号機の導入を進めており、工事は今秋中に終了する予定。
また、ブロンクス区のペルハム・ベイ・パークとマンハッタン区のシティホールを結ぶ6番線は、平日の午前7時から7時30分と午後5時から5時30分の間、往復1便ずつ増やす。各駅停車の6番線はL線が閉鎖される間、急行の4番線および5番線と合流してレキシントン街線となるマンハッタン区内で、さらなる混雑が予想されている。
MTAのアンディ・バイフォード局長は地元メディアの取材に対し「L線利用者の約8割を他の路線でさばくことになる。代替路線を増強することは肝要だ」と話した。