【25日付amニューヨーク】ニューヨーク州都市交通局(MTA)は25日、ニューヨーク市の472の地下鉄駅の清潔度の監督や整備、顧客サービスを担当するために新たに設けられた役職「グループ・ステーション・マネジャー(GSM)」に就任した23人を発表した。
GSMチームは、MTAのベテラン職員や、小口貨物輸送会社UPS、ユナイテッド航空、電気通信事業大手ベライゾンなどで管理職や顧客サービスの経験を持つ人材を新たに採用して編成。ごみ、汚れ、落書き、構造上の問題など、地下鉄駅での問題を監視すること、またこのような問題が発生した場合のより良い説明責任を確保することを目的とする。これまでに3週間の研修を受けている。
MTAはこれまで、1人で約100駅を担当するマネジャーを雇用していた。新たな取り組みでは、市の地下鉄駅や路線を複数のエリアに分け、1人のGSMが担当する駅の数を25駅までとする。
駅のホームや線路のごみから出火する火災や駅の整備不足による事故、雨天時の冠水などは長らく問題となってきた。今月21日には、ブルックリン区のアトランティック街バークレーズセンター駅4、5番線のホームで、天井の一部が落下する事故が起きていた。