【1日付ウォール・ストリート・ジャーナル】11月に行われるニューヨーク州知事選挙に民主党から出馬しているアンドリュー・クオモ現知事の支持率が、ダッチェス郡の行政官を務める共和党候補のマーク・モリナロ氏を大幅に上回っていることが、シエナ大学が1日に発表した世論調査から分かった。
世論調査によると、有権者の50%がクオモ知事に投票すると回答。モリナロ氏に投票すると答えたのは28%だった。ニューヨーク市ではクオモ知事の支持率が61%と高かったが、州北部での支持率は36%のモリナロ氏をわずかに上回る38%だった。全体では29%がクオモ知事の仕事ぶりを「評価していない」と答えていた。好感度では、市内では50%が知事を「好ましい」と答えたものの、「好ましくない」も46%で過去最高水準だった。州北部では58%がクオモ知事を「好ましくない」と答えた。全体では今年1月の15%、6月の25%と継続的に増えている。
一方で、有権者の多くが学校教育の改善、インフラの整備、雇用の創出に関しては、モリナロ氏よりもクオモ知事の方が優れていると答えた。
なお、9月に行われた民主党予備選で、クオモ知事に大差で破れたシンシア・ニクソン氏は労働家族党から出馬の予定。同調査での支持率はわずか10%だった。
調査は701人の有権者を対象に9月20日から1週間、電話で実施された。