NY市観光局、シンガポールに出張所 東南アジアの観光客狙い

 【15日付amニューヨーク】ニューヨーク市観光局「NYC&カンパニー(NYC&C)」は16日、シンガポールで17日から19日に開催の見本市「ITBアジア」で観光促進を目的とした出張所を開設すると発表、NYC&Cの第17番目の出張所となっている。
 NYC&Cによると市には昨年、シンガポールやベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイなどの東南アジア諸国から22万7000人以上の観光客が訪れた。最高経営責任者(CEO)のフレッド・ディクソン氏は「市内5区の魅力を伝え、より多くの人に訪れてほしい」と意気込んだ。
 市では2019年、リバティー島に自由の女神新博物館が開業予定。サウスストリートシーポートの商業エリアの完全オープンも控え、6月にはストーンウォールの反乱から50年を記念したLGBTQの祭典「ワールドプライドNYC」も開催予定だ。同出張所ではシンガポールの市場調査会社ゾダス社と提携し、こうした新しい呼び物やイベントの一部を紹介する。
 市には昨年、2016年より4万人多い1310万人の外国人観光客が訪れており、今年は年末までに1350万人に達する予想。ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港(EWR)からのニューヨーク・シンガポール直行便も今月11日に就航している。

ITBアジアのフェイスブックより

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