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【23日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク州知事選を約2週間後に控えた23日、3期目を狙う現職のアンドリュー・クオモ知事(民主)と対立候補、ダッチェス郡の行政官マーク・モリナロ氏(共和)による討論会が行われた。
クオモ知事の主張には誤りや矛盾もみられた。「州の支出増加分を2%に削減した」と主張したが、実際には2017会計年度の支出は2%以上拡大し、19会計年度には4.5%上昇している。「予算案を期限までに7回通過させた」との主張も事実と相違。17年の予算案通過は6日以上遅れていた。「州都市交通局(MTA)に対してこれほど責任を持った知事はこれまでにいない」と胸を張ったが、財政的支援は不十分との声もある。
クオモ知事がモリナロ氏に「トランプ大統領を支持するか」と質問すると、同氏が話題をそらす場面もあった。同氏は16年の大統領選でトランプ氏に投票しなかったというが、15年に大統領の弟から選挙資金調達の支援を受け、SNSにはトランプ一族の写真を「米国をもう一度偉大な国に」とのメッセージとともに投稿している。
モリナロ氏がクオモ知事の側近による汚職について指摘し、「米国で最も腐敗した州政府を率いた」と知事を批判すると、知事は同氏の妻を巻き込んだ汚職疑惑を挙げ反撃した。
14年に可決された医療用大麻合法化手続きの遅れも議題として上がった。クオモ知事は、州下院で当時反対票を投じていた同氏を含む共和党議員を非難したが、知事自身も過去には反対派だった。
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