マイカップ推奨看板に罰金 店主、「清掃局の嫌がらせ?」と呆然

【24日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区キャロルガーデンのコーヒーショップ「スミスキャンティーン」の店主が、店の前に使い捨てカップの削減努力を知らせる折りたたみ式看板を置いたところ、看板の大きさが条例に違反するとして市清掃局(DOS)から罰金を科された。
店主のケリー・ダイヤモンドさんは、使い捨てカップを削減しようと、客に「マイカップ」を持ち込む(BYOC)よう呼びかけ、実行した客には10%の割引料金を適用。その数でどれだけ使い捨てカップを使わないで済んだかが明らかになるとして、「2018年に使い捨てカップ2057個をごみ埋立地に持ち込まずに済んだ。BYOCをありがとう」と看板に書いて店の前に置いた。すると、DOSから看板について300ドルの罰金通告があったという。「冗談でしょうという感じ。(ごみを減らそうと)こんなに頑張っているのに、嫌がらせ?」とダイヤモンドさんは呆れた。
DOSはニューヨーク・デイリー・ニュースの照会に、「違反していないことが判明したので、罰金を取り消す」と答えた。ダイヤモンドさんは、年末までに使い捨てカップを3000個削減できると試算している。