NY市内でも追悼 ピッツバーグのユダヤ人集団殺傷で

 【28日付amニューヨーク】ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で27日、宗教行事中に銃の乱射があり11人が死亡した。ユダヤ人を標的とした憎悪犯罪(ヘイトクライム)で、主要メディアは拘束された男が「全てのユダヤ人は死ね」と叫びながら建物に入ったと伝えている。ニューヨーク市内でも28日、追悼イベントが行われた。
 マンハッタン区アッパーイーストサイドのエマニュエル寺院で行われた追悼イベントに参加したビル・デブラシオ市長は「市はヘイトに屈することは決してない。人々を信仰や国籍によって分断することを決して許さない」と話した。アッパーウエストサイドのシナゴーグ、アンシェ・チェーストには1000人以上が集まり悼んだ。
 事件を受け、市警察(NYPD)元警官であるブルックリン区のエリック・アダムズ区長は市内の警官に対し、教会に行く際は勤務時間外でも拳銃を携帯するよう奨励した。

28日、マンハッタン区のエマニュエル寺院で行われた追悼イベント(photo: Michael Appleton/Mayoral Photography Office)