性犯罪行為、コーネル大で最多 NY州、被害報告の集計発表

【24日付NYアップ・ドットコム】ニューヨーク州の高等教育局はこのほど、州内の大学で今年初めから5月末までに性的暴力、ストーカー行為、デートレイプなどの性犯罪行為の届け出が多かった50大学をランキング形式で発表した。州全体で報告のあった1762件のうち、最も多かったのはトンプキンス郡にあるコーネル大学だった。
2015年に成立した州法「イナフ・イズ・イナフ(もうたくさんだ)」の下では、州内の大学は性犯罪行為を同局に報告する義務がある。州内の233大学からの報告をまとめた同局の集計によると、同大学は年初から5月末までに199件(学生1000人当たり8.25件)でトップ。うち39件がキャンパス内で発生し、22件は警察に通報された。
続いてマンハッタン区のニューヨーク大学(NYU)の100件(同1.96件)、オールバニ市にあるニューヨーク州立大学(SUNY)オールバニ校の61件(同2.41件)と続いた。
この他、ニューヨーク市内では、同区のコロンビア大学が7位の43件(同1.35件)。同区のニュースクール大学が16位の26件(同2.35件)、ブロンクス区のフォーダム大学が24位の18件(同1.12件)、マンハッタン区のペース大学が28位の15件(同1.16件)で、33位に13件で同区のボロウ・オブ・マンハッタン・コミュニティー・カレッジ(同0.48件)とクイーンズ区のセント・ジョーンズ大学(同0.61件)が並んだ。