レイプ被害者に謝罪 証言信用せず、NYPD

 1994年にブルックリン区プロスペクトパークでレイプされた女性に対し、被害証言を信用せず精神的苦痛を与えたとして、ニューヨーク市警察(NYPD)のジェームズ・オニール本部長は28日、謝罪文をNYPDのウェブサイト上で公開した。「深くお詫びしたい」と述べられている。警察トップによるこうした謝罪は異例。
 NYPDは昨年、事件を再調査。女性が被害を訴えていた加害者と、95年に性的暴行罪で懲役75年の有罪判決を下された連続レイピストのジェームズ・ウェブ受刑者(68)とのDNAが一致したという。地元紙ニューヨーク・デイリー・ニュースは当時、女性が証言をでっち上げたと疑う捜査関係者の話を取り上げたコラムを掲載していた。