脱獄事件ドラマ、「シリアス」に監督 コメディー俳優、ベン・スティラー

【7日付ニューヨークタイムズ】人気コメディー俳優、ベン・スティラーさんが監督を務めたシリアスなドラマシリーズ「エスケープ・アット・ダンネモーラ」がケーブルチャンネル「SHOWTIME」で18日から始まる。
スティラーさんといえば主演映画「ミート・ザ・ペアレンツ」「ナイトミュージアム」などが思い浮かぶ。「ズーランダー」などでは監督も務めたが、いずれもコメディー作品だ。 今回の作品はニューヨーク州北部で2015年に実際に起きた脱獄事件を題材にした7回シリーズ。クリントン郡ダンネモーラにある警備の厳重な刑務所で、殺人罪で服役中の受刑者2人が同刑務所で働いていた女性と親しくなり、弓のこなどを入手し排気用パイプを伝って逃げ、マンホールから外に出たが逃亡を手伝うはずの女性の気が変わって…という筋書きだ。
「このようなことがどうして起きるのか興味を持った」と話すスティラーさんは事件の直後、脱獄犯が見つかる前から脚本家とシナリオ制作に着手。1年後に同州監査官が発表した150ページにわたる報告書に沿って、より忠実に書き直したという。
アカデミー賞受賞俳優のベニチオ・デル・トロさんらが出演。