15日、米北東部は上空に強い寒気が流れ込み、ニューヨーク市では午後1時ごろからこの冬初めての雪が降り始めた。ニューヨークタイムズなどが報じた。マンハッタン区のセントラルパークでは6.4インチ(約16センチメートル)の積雪を観測、11月の1日の積雪 量としてはここ136年で最大となった。
予報より多く降った雪は交通網を大混乱に陥らせた。葉を多く残した木に積もった雪の重みもあり、マンハッタン区内で約150本が倒れた。ハドソン川に架かるジョージ・ワシントン橋では複数台を巻き込む事故が発生、通行止めになった。各地で大渋滞が発生し道路交通は「まひ」状態に。バスも大幅に遅延、同区ポート・オーソリティー・バス・ターミナルは午後5時すぎに混雑超過で閉鎖された。同区からブロンクス区まで車で帰宅するのに9時間かかった人もいたという。公共住宅では少なくとも1万5000戸で暖房と温水の供給が止まった。