恐れを知らぬ少女、新天地へ 年内にNYSE前に

 女性の力強さとリーダーシップを象徴し、マンハッタン区金融街のチャージングブル(突進する雄牛)像を阻むかのように立っていたフィアレスガール(恐れを知らぬ少女)像が26日夜、取り除かれた。今年中にニューヨーク証券取引所(NYSE)前に設置される。像を所有するステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが発表した。これまでの場所には少女の足跡が描かれた銘板が置かれ、女性の連帯を呼び掛けるメッセージが添えられた。

フィアレスガールは昨年、国際女性デーの前日に当たる3月7日に設置。当初は1週間で取り除かれる予定だった。NYSEで史上初めて女性社長を務めるステイシー・カニングハム氏は28日、ツイッターで「彼女が変革を求める不朽のシンボルとして立ち続けられることを誇りに思う」と投稿した。写真はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの公式ホームページより