クオモ氏、全米知事協会の副議長へ 民主党の代表、連邦政策など協議

 【2日付ニューヨークポスト】ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は1日、全米の州知事が集まって重要な連邦政策について連絡、協議する団体、全米知事協会(NGA)の次期副議長に選出された。2019年半ばからNGAの民主党知事の代表となり、同年8月1日に副議長に就任する。
 NGAには全米50州と5つの準州の知事が所属。州のリーダーシップ促進、成功した政策の共有、連邦政策についての話し合いを目的に、年に2回、会議が行われる。議長は民主党、共和党からそれぞれ1年交代で選出され、副議長は議長の属さない政党から選出される決まり。通常、副議長が翌年の議長を務めるのが恒例となっている。現在の議長はモンタナ州のスティーブ・ブロック知事(民主)が務め、次期議長は現在の副議長、メリーランド州のラリー・ホーガン知事(共和)が就任予定だ。
 11月、3期目となるニューヨーク知事選に当選したクオモ氏。NGAについて「2党間の見解をまとめ、国として前進するための道筋を築く重要な場」と指摘。副議長内定を受け「重要な変化の実現に取り組むことを楽しみにしている」と喜んだ。民主党知事協会の政策委員長も続投するという。
 2020年の大統領選への出馬も噂されていた同氏だが、「私はニューヨーク州の知事であり、やることがたくさんある」と否定していた。

クオモ氏
(photo: MTA/Patrick
Cashin)