米国で日本人が使える携帯電話サービスを提供する「HanaCell(ハナセル)」は来年1月6日(日)まで、飢餓で苦しむアフリカのマラウイ共和国の子どもたちに給食代を支援するチャリティキャンペーンを実施している。
期間中に同社の米国SIMカード(9ドル)または一時帰国専用「ジャパンSIMカード」を購入し、携帯電話サービスの契約をすると、9ドル全額を同社が購入者に代わり同国の給食支援活動に寄付する。また、同カード以外の商品を購入した場合も9ドル分を同様に寄付する。9ドルはマラウイ共和国で60日分の給食代に相当するという。合計18ドルを寄付する「9ドル追加プラン」もある。
世界最貧国の1つとして知られる同国では、仕事や家事の手伝いのために学校に通わない子どもが多く、小学校を卒業する子どもは全体の35%とされる。ハナセルの担当者は「給食は子どもたちが学校に通う理由になり、空腹を満たすだけでなく教育を受ける機会を与えることにもなる」と話す。ハナセルは同キャンペーンの期間外を含め、継続的に収益の大部分をアフリカでの給食支援に充てている。